Butler&Smith F750
BMW・ボクサーエンジンのイメージって、良く言えば紳士的で、悪く言えばオッサン臭い...いずれにしても「大人のバイク」ってイメージが個人的には強く、近年のカフェレーサーチックなカスタム車も増えましたが、基本的には落ち着いたツアラーが良く似合うエンジンだと思っています。
そんな感じで画像は’70年代初頭にAMA・F750クラスに送り込まれたBMWレーサー!これは’60年代後半の北米で既に存在した“BMW=オッサン”のイメージを払拭するために、北米代理店のButler & Smith(バトラー&スミス)社が手掛けたマシン。ボクサーエンジンにシャフトドライブといった伝統の構成をそのままに“レーサーも普通に作ってまっせ!”な新イメージを猛烈アピール!
同社が後に手掛け、AMAスーパーバイクで活躍したR90Sレーサーによって、その存在が忘れられがちですが、前述の“オッサン”イメージ打破の為に’72年・AMAロードレースナショナルに投入されたこのF750マシンの功績は大きいと思います。
という訳で、ボクサーエンジンで水冷2ストのTZ700/750に立ち向かう...めっちゃ男らしい! ちなみに左画像は’75年にゲイリー・フィッシャーが駆ったF750マシンの最終型。ロブノースフレームが採用され、リアはモノショック。カッコいい~!
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